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お盆に考える顧客サービスの一工夫

お盆に考える顧客サービスの一工夫

ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。


この週末、土曜日は義父の、日曜日は父のお墓参りに。
どちらのお墓もいわゆる「霊園」の中にあります。
規模もほとんど同じくらいですが、
義父が眠るA霊園は比較的新しい霊園です。

お盆に考える顧客サービスの一工夫

A霊園。
お盆とあってお参りに来る人も多いですから、
万全の「お盆シフト」が執られています。


「こんにちは」のご挨拶はもちろんのこと、
お参りを終えた人には
「お暑い中ご苦労様です。こちらへどうぞ~。」の掛け声の下、
用意された冷たいお水や麦茶のタンクからコップに入れたものを
手渡ししています。


A・B・C~Gと分けられたバケツの中には、
それぞれ色合いや組み合わせの違うお花が置かれ
好みのものを買うことができます。


休憩施設のエントランスを出ると、おじさんが満面の笑顔で待機。
お線香に火をつけてくれます…それもバーナーで。
おじさん曰く、「これで点けたほうが早いんですよ!」


「花はここで切ってください。今日はこちらでお願いします。」
とまた別のおじさん。
大きなゴミ袋に花の長さを切る用のハサミが準備されています。
花の茎を切ったゴミを、一箇所でまとめられるように
お参りの人が多くなるお盆ならではの工夫です。
(まぁ、これは霊園側の効率のための工夫であると思いますけど。)


義父のお墓も掃除する必要がないくらい、きれいです。


一方、父が眠るB霊園。


「こんにちは」のご挨拶は、事務所の中から座ったまま。
愛想が悪いわけではなく、満面の笑顔ではあります。


冷たいお茶もタンクに用意されています。
「ご自由にお飲みください」の張り紙付きで。


お花ももちろん売っています。
いくつかのバケツに入った同じお花がズラ~っと並んで。


お線香はもちろん自分で点けるのですが、
ライターやマッチの貸し出しもありません。
(何年か前から禁止になった記憶が…)


父のお墓もきれいにしてくれています。
枯れたお花は除かれ、お水のコップも洗ってくれています。


ただ、父が眠るB霊園には、
この15年、毎月お墓参りに行っているので
霊園のおじさんやおばさんは顔見知りですし
関係性が長いということもあって、人の比較は難しい…。


単純に「顧客へのサービス」ということだけで比較すると、
A霊園に軍配です。


お参りに来る人にしてみれば、
明らかにA霊園の方が気持ちが良いと思います。


A霊園は同じことにも人の手がかかっています
お茶一つにしても、お花一つにしても。
それに、職員の人たちは笑顔できびきび働いています。


ほんのちょっとのことですが、
これができるとできないでは大きな違いです。


どちらの霊園も運営母体はお寺です。
お寺と言えども、霊園経営ということで考えれば
当然のことながら「顧客サービス」はしっかり考えるべき。
経営者の姿勢がはっきりと分かります。


「これも大事なマーケティングだよね~」
お墓参りに行っても目に付くんですよ…そういうことが。
そして、めちゃくちゃ気になるんです(笑)
「顧客目線があったらもっとよくなるのに!」って。


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Tag: お盆 顧客サービス 経営者の姿勢

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