経営者が知っておくべき「期待」の反対語とは?
経営者が知っておくべき「期待」の反対語とは?
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
いきなりですが、
「期待」の反対は何だと思いますか?
先週、聞いた講演の冒頭でこんな質問をされました。
「期待」の反対は何か?って。
期待の反対って…?
期待の反対なんてあんまり考えたこと無いし…。
「無視」と回答した方もいて、まぁ、そんなかんじだよね…。
そんな空気に包まれていたら、
「期待の反対は、信頼です!」
ざわつく会場…(笑)
そうおっしゃったのが、日本クラブメンター協会の伊藤直樹さん。
伊藤さんとしての期待と信頼の定義を教えてくださいました。
特に社内での上下関係においての期待というのは、
相手を自分の思うとおりにコントロールしたい
という思い。
信頼は、
相手が自分の思ったとおりに動かなくても、
成果や結果を出さなくても全てを受容する
ということ。
確かに、
期待して仕事を任せるというときには、
「こういう風にして欲しい」という期待する側の理想とか
「こういう成果を挙げて欲しい」という期待する側の結果があります。
そういう期待が大きければ大きいほど、
相手が自分の期待に応えていない状況になったときには、
イライラします。
中には、怒鳴り散らす人だっています。
逆に期待されていた側は、
上司に認めてもらえることを期待しますから、
期待に応えていないという烙印を押されたところで
「何で分かってくれない!」とイライラすることになります。
伊藤さんがおっしゃるには、
期待したもの同士が対峙したら、イライラしか生まれない
ということだそう。
だから、「経営者は期待を手放しましょう」と。
期待がコントロールになってしまうと、
社員の自発性は生まれないってわけですね。
生まれるのは依存です。
ただ、この話を聞いて
「期待」にも種類があるな~と思いました。
そもそも「期待」って、良い意味のイメージでしょ。
自分が自分にする期待なら、大いに結構!です。
「将来こうしたいな→きっと叶えられる」
実現するための自分への期待なら、
それは夢につながります。
だから楽しいし、ワクワクするはずです。
でも、それを実現するために
相手へ期待する、それも過度に期待するなら
コントロールしようという気持ちにつながりやすい。
そして、思い通りにならないことにイライラ。
つまりこれは、期待はずれってこと。
「こうしてくれると思ってたのに、してくれなかった!」
そういう気持ちが潜んでいるときには、
コントロール系期待ってことに気づいた方がよさそうです。
そして気づいたら、さっさと手放す!
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Tag: 期待 信頼 社員の自発性 依存 社員のコントロール