プロファイリングで心がけていること
プロファイリングで心がけていること
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
コアコンセプトを見つけるためのプロファイリングの肝は
何と言っても「感情」です。
何かを体験したときにどんな気持ちを感じたか
ということが最も大事でコアコンセプトに直結します。
だからプロファイリングでは、感情へのアプローチを
常に意識しています。
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「そのときどう感じましたか?」
「まぁ、そんなもんだなと思いました。」
「悲しいとか、辛いとか、悔しいとか、そういう気持は?」
「あきらめに近いと思います。」
「あぁ~、あきらめるってちょっとした敗北感ってかんじですか?」
「敗北って言うか、挫折って言うほうが近いと思います。」
「自分にがっかりみたいな?」
「そうです、そうです。」
「自分にがっかりするときってどんな気持ちですかね?」
「すごく嫌な気持ち…どんよりするし。何もしたくなくなるかな。」
「なんでがっかりしちゃうんでしょうね?」
「えっ、何でだろう?…あぁ、中途半端なことにがっかりしてるかな。」
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「まぁ、そんなもんだな」という思考から
「どんよりして嫌だ」という感情に、
そして、その気持ちの理由を探っていくわけです。
例えば、
「そんなもんだなと思ってあきらめました。」というところで終わったら
この人の感情には到達できません。
繰り返し繰り返し、感情へのアプローチをしなければ
これまで本人があまり意識をしてこなかった、
場合によってはふたをしてきた気持ちに気づかないままになってしまいます。
それでは、プロファイリングをする意味がありません。
感情への踏み込みが足りないプロファイリングを「浅い」と言います。
浅いプロファイリングは、表面的なことに留まってしまうからです。
もちろん、
プロファイリングを受ける人が自分の気持ちと向き合えない場合は
浅いところで終わってしまうことはあります。
でも、そうでなければプロファイラー側の問題だと思っています。
どれだけその人に関心を持っているのか。
どれだけその人が体験したことを想像できるのか。
どれだけその気持ちを'自分のイメージにできるのか。
どれだけその気持ちをことばとして表現できるのか。
どれだけその気持ちに近づくことができるのか。
相手の感情にアプローチするために意識をしています。
(今は無意識にやっているという方が近いかも)
でも、邪魔をするものがあります…プロファイラー自身の思考です。
こういうことは質問しなくてはいけない
この順番で聞かなければいけない
というように、プロファイリングの型を気にすること。
また、プロファイリングした数が増えてくると、
経験値から同じようなパターンに出会うことがあります。
そうすると、
「こういうことを言う人なら、きっとこうに違いない」と
過去の傾向やパターンにはめようとして
相手をコントロールすることになりかねないこと。
これらはすべて、プロファイリングをする側の思考。
聞くべきことを聞き、プロファイリングの組み立てをすることは必要ですが、
思考が入り過ぎるのは禁物…ハッキリ言って「アウト!」です。
思考による分析は、プロファイリングをした後でいいと思っています。
私はプロファイリングする前に
「この人はこういうことを大事に思っている」というような
事前情報を入れておくことをあまり好みません。
それは、初めて聞いたときの感覚を大事にしたいから。
「考える」よりも「感じる」を優先したいから。
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