売り方も工夫次第で
売り方も工夫次第で
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
乗り鉄の旅ネタをもうひとつ。
前回の駅職員のお見送りの話に触れましたが、
途中の停車駅に着いたときには、
地元の方のお出迎えというのもあったりします。
えちごトキめき鉄道「雪月花」乗車の折は、
二本木駅で地元の方々がホームで待っていました。
おそろいのTシャツを着て笑顔でお出迎えです。
二本木駅は100年程前の古い駅舎が残っていて
車掌さんによるミニツアーが開催されます。
「鉄道LOVE」があふれ出ている車掌さんの説明は楽しげで、
とても興味深いものでした。
二本木駅とえちごトキめき鉄道の雪月花
車掌さんの説明が一通り終わったところで
先ほどの地元の方々の登場です。
地元の特産品を売る
この大事な仕事があるわけです。
乗客がミニツアーに参加している間に
先程のホームから場所を移して別部屋に待機!
さて、別部屋。
部屋の奥に横長の机があります。
机の上に並べられた特産品の数々。
その机の後ろ側にぴったり沿って、横一列に並んだ地元の方々。
全員(10人くらい居たでしょうか)が並んだまま、
入り口の一点を凝視しています。
ちょっと…怖い…笑っちゃうくらい!
「どうぞ~」とか「見てください~」とかの声がたまにかかりますが、
売る側の待ち構えてる感は、ただごとではありません(笑)
だから、その部屋になかなか入れないんです。
躊躇してしまっている乗客の中のお一人が、
その部屋に勇気を持ってかどうかわからないけれど、入りました。
横一線に並んで凝視するかんじは相変わらずで、
たぶん何も売れなかったのではないかと思います。
(買ったものをぶら下げて電車に戻る人はいなかったし)
地元の方々は経験のないことをされているのかもしれません。
お店の人じゃなくて、生産者かもしれません。
若いお嬢さんたちは、おじいちゃん、おばあちゃんのお手伝いかもしれません。
でも、せっかくの地元の特産品です。
もっと売れる工夫はできるのにな~と思ってしまいます。
現に、別の駅でも同じように地元の特産品の販売があったし
じゃんじゃん売れているものもありましたから。
地元でしか買えないという希少価値もありますし、
食べたことのない美味しさにも出会います。
生産者の豆知識を知ることに驚きもあります。
地元の方とのちょっとしたおしゃべりも楽しいものです。
そう考えると、二本木駅の売り方はもったいない!
…とは思うものの…ね。
たった1回乗っただけの観光客ですから、
ブログに書いて応援するしかないのかな…。
もどかしいけれど、
ここでの気づきはクライアントさんに還元することに。
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