コーチは伴走者
コーチは伴走者
ワクワクの仕掛け人、マーケティングコーチの岩井洋美です。
子供の頃から好きで長く続けていること。
ぱっと答えられるものがありますか?
私は声楽です。
素人とはいえ、プロのピアニストの伴奏で
歌う機会もあるわけで、
そのうちにピアニストによる違いを
感じるようになりました。
私なりの解釈(肌感覚)ですが、
伴奏者には3通りあります。
- 楽譜通りに伴奏する人
- 歌う人が歌いやすいように伴奏する人
- 歌う人の持てる力を120%にする人
この伴奏者の違い。
「コーチにも共通することがある!」ということに気付きました。
楽譜通りに伴奏する人は一番歌いにくい。
例えば、その曲を知らなかったとしても楽譜さえあれば弾けるということですから
歌う人のタイミングなどはお構いなし。
「私の歌、ちゃんと聴いてる?」とツッコミをいれたくなります。
コーチでいうなら、
楽譜通りに伴奏する人=スキルだけで何とかしようとする人
スキルだけでは、どうにもなりません。
悩みや課題を解決することも望む結果を得ることもできません。
クライアントさんのことは置き去りでセオリー通りにセッションを進めようとしても
クライアントさんは満足するでしょうか?
少なくとも「私の話、ちゃんと聴いてくれてる?」なんて思わせたらアウトです。
歌う人の呼吸のタイミングやテンポに合わせるのはプロの伴奏者なら当然のこと。
歌い手は、格段に歌いやすくなります。
歌う人が歌いやすいように伴奏する人=「この人に話したい」と思わせる人
スキルだけに頼らず耳を傾けて聞くことでクライアントさんは
「この人には話しやすい!」、そして「この人に話したい!」
と思うようになります。
「この人に話したい!」に必要なのは話しやすい雰囲気かもしれません。
本当の気持ちを話せるようになるまでの時間かもしれません。
コーチとの信頼関係かもしれません。
でも、話したいと思ってもらうことは単なる入り口。
スタートラインに立ったところから、次に進まなければ!
歌う人の持てる力を120%にする人=クライアントが望む結果をコミットする人
最高の気分で歌わせてもらえるのが歌う人の力を120%にする伴奏者です。
「私っていつからこんなにうまく歌えるようになった?」
という、うれしい錯覚を起こすレベルで歌えます。
そしてこの最高レベルの伴奏者は時に伴奏でリードして、気持よく歌わせ、
時に歌を支える伴奏で、不安なく歌わせてくれます。
歌い終わった時は、思わずドヤ顔(笑)。
同じようにコーチは時にクライアントさんを上から引っ張り上げることもあります。
時にクライアントさんの下から支え続けることもあります。
時に一緒に悩んで考えることもあります。
演奏で歌い手の力を引き出すピアニストが伴奏者なら、
対話でクライアントの結果を出すコーチは伴走者。
先になり後ろになり、そして横に並んで、
クライアントさんと一緒にゴールへ向かうイメージです。
クライアントさんが望む結果をコミットする伴走者。
私はそんなコーチを目指しています。