ピアノの調律から見えたこと
ピアノの調律から見えたこと
ワクワクの仕掛人、才能プロファイラーの岩井洋美です。
実家に置いてあるピアノの年に1度の調律。
今年の調律師さんは
先月大阪から転勤してきたばかり
という気のいいお兄ちゃん…かなりの巨漢。
そのお兄ちゃん、私の母に向かって
「芯からの関西人や~。
東京来てから初めて会いますわ~なんか、うれしい。」
とかなり母と私に打ち解けた様子。
(購入から47年目のマイピアノ)
さて、ピアノの調律も終わってのお茶タイム。
私:「来年から調律のお知らせをメールでもらえません?」
お兄ちゃん:「できますよ。でも、電話はあきませんか?」
私:「う~ん。いいけど…。」
今年…というか、毎年の経緯はこんなかんじ。
まずは電話がかかってくる(前の調律から1年後くらい)
↓
留守電に「また改めてご連絡します」のメッセージ
↓
いつまでたっても連絡がこない(急ぐものでもないからこちらも放置)
↓
とうとうこちらから電話して連絡
この結果、毎年調律の時期がずれていく。
最初は春先だった調律も、今年は12月になっちゃったし。
まぁ、これくらい大したことはない。
ようやく電話をして調律の日を決めるとき。
私:「何日が可能ですか?」
ピアノ屋:「いつがいいですか?」
私:「○日の午後でお願いします」
ピアノ屋:「他の日にちも言ってください。」
私:「う~ん、じゃぁ△日と×日なら」
ピアノ屋:「いったん電話を切ってください。
かけなおしますので。」
毎年これの繰り返し。
すぐに日にちは決まらずに必ず電話を切らされる。
そして、すぐに折り返しがあるとは限らない電話を待つことに。
やっと電話がかかったと思ったら、
「〇×日の午前はどうでしょうか?」
とまったく希望の日ではない提案をしてきたり。
な~んか感じが悪い(電話の応対の問題もあるけど)。
そしてここ何年もこのやりとり、ず~っと繰り返し。
調律師さんのスケジュール調整、
今時はパソコンでちょちょいと確認しないか?
もしかして、超アナログでやっているのか?
いろいろな場所にあるお客様のところに行くわけだから
効率よくスケジュールを組む必要はあるでしょうけど。
毎年そのやり取りが続くということは、
受付体制や調整方法を見直していないということ。
会社にとっての当たり前を長年続けている
ということなんでしょう。
年に1度のことだから気にしないのか、
年に1度のことだからこそ気を配るのか。
ここに会社としての姿勢が見えます。
まして、この調律の会社にとってのお客様は
毎年必ずリピートしてくれるお客様です。
このちょっとした意識の違いが大きな違い!
さて、今年の巨漢の調律師のお兄ちゃん。
「いやぁ~、そんなん初めて聞きましたわぁ。
言うてくれてありがとうございます。
言うてくれるお客さんなかなかいてませんよねぇ。
1年に1回やのに、そんなんあかんわ~。」
おぉ~!! 若いのに分ってる!!
良いこと言うね~!!
来年の連絡はどうなるか…楽しみ。
ただ、このお兄ちゃん。
ピアノを調律してた時間より
私や母と話してた時間の方が長かった…。
期待薄か…(笑)。
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